Tシャツは着まわしが効く上に豊富なデザインがあるので幅広い層に人気があります。現在は身近なファッションアイテムとして多くの方に親しまれていますが、Tシャツにはユニークな歴史があり一般の人々に普及するまでに長い道のりがあったのです。
ここでは、Tシャツの歴史やオリジナルTシャツができるまでの経緯をご紹介したいと思います。
Tシャツにはユニークな歴史がある
Tシャツの歴史の始まりは意外にも第一次世界大戦の最中です。
当時、ヨーロッパ兵は制服の下に綿素材の肌着を着用していたことから夏場でも快適に過ごしていました。その快適さをなんとか真似できないだろうかとアメリカで綿素材のシャツが作られ、当時のアメリカ兵が使用するようになります。この綿素材のシャツがTシャツの始まりです。
当時のアメリカ兵の制服は重いウール素材で活動しにくかったそうです。綿素材のシャツが制服のひとつとして正式に採用されてからは快適に過ごせるようになったと言われています。
Tシャツはもともと肌着という位置づけだった!?
Tシャツは今でこそお洒落に欠かせないアイテムとして人気がありますが、Tシャツが作られた当初はあくまでも肌着という位置づけで、兵士の制服のひとつと考えられていました。そのため、当初は一般の方への普及はなされておりません。
実用性が何よりも重視されていたTシャツには無地のものが多く、柄や模様のようなものは施されていなかったのもポイントです。
Tシャツの歴史が大きく流れを変えるきっかけとなったのは第二次世界大戦後。祖国に帰ってきた若い兵士達がTシャツを肌着として着るのではなく通常のシャツのように着るようになったことから、多くの人々に注目されるようになりました。
中でも当時の労働者達の間で爆発的にTシャツが普及したことにより、ジーンズと同様にブルーワーカー達のシンボルとしてTシャツの人気が高まっていったのです。
オリジナルTシャツが生まれた経緯
着心地が良く耐久性のあるTシャツは民主主義のシンボルとして幅広い層の人に愛用されるようになりましたが、当時のTシャツはファッション性が低くどちらかというと実用性の面で高い人気を誇っていました。
その後、アメリカでは大学の体育の授業でスポーツウェアとして学校側から生徒にTシャツを貸し出すようになりました。その際、Tシャツの返却を促すために番号がプリントされるようになったのがオリジナルTシャツの始まりとなったのです。
Tシャツはやがて番号だけではなく大学の名前などがプリントされるようになり、学生達を中心にファッションアイテムのひとつとして愛用されるようになりました。
長い歴史の中でTシャツには幅広いデザインのプリントが施されるようになり、数々のオリジナルTシャツが作られるようになりました。有名な俳優やミュージシャンなどがTシャツを思い思いに着こなす姿は若者達の憧れの的となります。
その結果Tシャツは圧倒的な支持を得るようになり、ファッションアイテムのひとつとして瞬く間に世界に広がっていったのです。
現代は誰でも手軽にオリジナルTシャツを作ることができますが、ファッションアイテムとして世界中で愛用されるようになるまでには長い歴史があったのですね。実用性の高さとファッション性の高さを備えたTシャツはこれからも愛され続けていくことでしょう。
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