「ニュースで見て次の休みに花見に行ってみたけれど、もう桜の見ごろを逃していた」というもったいない思いをしている方は多いのではないでしょうか。
どういう天気の時に、どうやって桜が成長するのかを知っておくと、桜の開花に合わせてスケジュールを組むことができます。
今回は、開花のしくみや今年の気候からみた2017年の桜の開花予想についてまとめてみました。
桜が開花するしくみ
桜の木は毎年夏に萌芽を作り、日照時間が短くなることで気温が下がる秋に萌芽の成長を一旦止めて休眠状態に入ります。
そして翌年の冬、1月から2月にかけて寒い日が一定期間続くと「休眠打破」をして目を覚まします。
この休眠打破になるには気温8℃以下の状態が800~1000時間続く必要があり、気温が低ければ低いほど開花時期が早くなります。
こうして気温の上昇につれて徐々に成長を再開して、全国的に3,4月に開花を迎えます。
ソメイヨシノの桜前線は全国を4日から7日ずつ北上していき、満開を迎えると1週間ほどで散ってしまいます。
2017年の気候予想
気象庁は2016年9月からラニーニャ現象が発生していると発表しました。
ラニーニャ現象は2010年から実に5年ぶりの発生で、日本では一般的に夏は猛暑に、冬は厳冬になりやすい傾向にあり、前回は日本海側で記録的な大雪になりました。
12月から翌年2月の西日本では平年より気温が低いことが予想されますが、桜が開花する3,4月には全国的に平均気温になる見込みです。
各地域の桜開花予想
それでは気象や開花条件の計算から考えられる開花シーズンの予想を、開花時期の早い南から順に見ていきましょう。
ちなみに一年を通して温暖な沖縄では、ソメイヨシノは休眠を続けて咲きません。
かわりに沖縄では、冬になると咲くカンヒザクラが一般的な桜として考えられています。
九州地方
鹿児島県・鹿児島…3月20日開花(平年は26日)
福岡県・福岡…3月19日開花(平年は23日)
中国・四国地方
広島県・広島 3月27日(平年は27日)
香川県・高松 3月28日(平年は28日)
関西地方
大阪府・大阪 3月28日(平年は28日)
京都府・京都 3月28日(平年は28日)
東海・北陸地方
静岡県・静岡 3月25日(平年は25日)
名古屋県・名古屋 3月26日(平年は26日)
石川県・金沢…4月4日(平年は4月4日)
関東・甲信越地方
東京都23区 3月26日(平年は26日)
山梨県・甲府…3月27日(平年は27日)
新潟県・新潟…4月9日(平年は4月9日)
長野県・長野…4月13日(平年は4月13日)
東北地方
福島県・福島 4月9日(平年は4月9日)
秋田県・秋田…4月18日(平年は4月18日)
青森県・青森 4月24日(平年は4月24日)
北海道
函館 4月30日(平年は4月30日)
札幌 5月3日(平年は5月3日)
皆さんのお住まいの地域では開花予定はいつ頃でしたか?
2017年は例年と比較すると、九州など一部地域で開花が早まっているところもありますが、全国的にはおおむね例年通りの開花になるようです。
ラニーニャ現象の影響で気温が低くなり大雪も予想されます。
お花見の際は防寒対策をしっかりとして満開の桜を楽しみましょう。
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