日本にはさまざまな節目の行事があり、お正月や節句などはその代表です。こうした行事には縁起のいい食べ物がありますが、七夕に食べると良いとされている料理は意外にも「そうめん」なのです。それでは七夕にそうめんを食べるようになった由来と、七夕に食べたいおすすめのレシピを紹介します。
中国から伝わった七夕料理
七夕料理と言われてもピンとこない人もいるかもしれませんが、古くは奈良時代そうめんの元になったと考えられている『索餅(さくへい)』というお菓子がありました。
中国では旧歴の7月7日にこの索餅をお供えし、食べる習慣があり、これが日本に伝わったのが七夕にそうめんを食べる習慣の始まりだと言われています。初めは索餅と同じ材料を使った細長い麺状のお菓子でした。これが「さくへい→さくめん→そうめん」となり、今のそうめんとなったようです。
無病息災の願いをこめた七夕のそうめん
もともと七夕の願いごとは、無病息災を願って各家庭で笹の葉に短冊を飾る風習がありました。その時神様へお供え物をして、おさがりをいただくとご利益があると言われており、そうめんを食べることで願いが叶うとされていました。
そのため平安時代には「七夕にそうめんを食べると大病にかからない」と言われ、庶民の間で親しまれていました。
七夕に食べたいおいしいそうめんレシピ
◆彩り鮮やか『ちらしそうめん』
質素なイメージのそうめんも、カラフルな野菜をトッピングした『ちらしそうめん』にすれば、彩りも鮮やかで七夕の雰囲気にピッタリです。作り方はオクラや型抜きしたニンジンや大根、キュウリなどを、盛り付けたそうめんの上に散らすだけ。
水にそうめんを入れても涼し気ですし、一人ずつ味付けをしたそうめんを出してもカラフルできれいです。つけダレはめんつゆだけでなく、ゴマダレや青じそドレッシングなどいくつかのつけダレを用意しておくと、味と見た目に変化がついて楽しい食事になります。
◆ねばねばがおいしい『オクラとろろそうめん』
本格的な夏の前にスタミナをつけるには、オクラととろろをトッピングした「ねばねばがおいしいそうめん」がオススメです。
そうめんにとろろとゆでたオクラをかけ、お好みでワサビやかつおぶし、ネギなど薬味を乗せてめんつゆをかけるだけの手軽なレシピです。食べる直前によく混ぜていただきましょう。温泉卵をプラスしてもおいしいです。
七夕になぜそうめんを食べるのか、改めて日本の風習について知ることで、夏の定番をよりおいしく食べることができます。そうめんは味のバリエーションを広げやすいメニューでもあります。家族の好みに合わせて、いろいろな味付けやトッピングで楽しんでみてくださいね。
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