11月には文化の日もあるので、秋になると文化祭を行う学校も多くなります。
出店や発表などをクラス一丸となって行う、学校生活の中でも大きなイベントのひとつです。
では文化祭はいつから行われているか、行う理由を知っているでしょうか?
文化祭の歴史を知ることで、文化祭へのモチベーションを上げるきっかけにもなるかもしれませんよ。今回は文化祭の歴史と意義についてご紹介します。
文化祭の歴史
●文化祭は戦前にはなかった
文化祭は1945年に戦争が終わるまで存在していませんでした。お国のために尽くしていた戦時中は、文化祭を行っている余裕がなかったからです。
しかし、戦後を迎えると自主性を育むクラブ活動が盛んになっていきます。そして1948年には文化祭を行う高校が出てきます。
当時の文化祭はクラス単位で参加するものではなく、クラブや有志が中心になって発表するものだったようです。
●時代の移り変わりによって文化祭の姿も変わる
1960年代には、高校の生徒数が増えたことによって受験競争が激化し、クラブ活動に参加する生徒が減少していきました。
この現象によって、クラス単位で文化祭に参加するケースが増加します。クラス単位で参加させることによって、文化祭を活性化させることが狙いだったのです。
1970年代、1980年代なると学園紛争が起こり、生徒が学校の在り方について批判などを行いました。その影響が文化祭にも表れます。文化祭への積極的な関わりが薄れていったのです。
その結果、文化的な発表が決まっていないクラスは、飲食店やお化け屋敷、迷路などといった娯楽性の強い出し物が増えていきました。
●規制や意欲の低下が増えた現代
80年代後半ころから、文化祭に対する規制も増えました。食中毒を防ぐための調理の規制、写真撮影の規制、女子校などは入場規制が厳しくなった学校も多いようです。
また少子化や携帯電話などのコミュニケーションツールの発達によって、文化祭に対する意欲が薄れてきました。他校の生徒や塾の生徒など、クラス外とのつながりを持つことが容易になり、クラスとのつながりが弱くなったことが原因と思われます。
文化祭を行う意義
文化祭を行うのには、人間関係の形成や公共の精神を養うことが目的にあります。
またクラスという集団の中で、「自分がどういう立ち位置で行動するのか」「自分ができることは何か」などを生徒が自主的に考えることも大事な目的です。
ほかの生徒の発表に刺激を受けることもあり、文化や芸術の多様性、面白さを感じることも文化祭の醍醐味です。
一致団結して素晴らしい文化祭を!
文化祭は時代によってその姿を変えてきました。
しかし、いつの時代の文化祭も生徒のやる気や行動によってそれぞれの出来は違ったはずです。
文化祭は、集団で何かを成し遂げることの難しさや楽しさを感じて、学ぶことができます。
悔いのない学生生活を送るためにも、みんなでひとつになって文化祭を成功させましょう!
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