高校球児たちが全力を尽くして闘う夏の甲子園を毎年楽しみにしているという人は多いものです。
そんな甲子園には、多くの人の記憶に残る激闘を繰り広げた伝説の試合も数多く存在しています。今回はその中から4つの試合を紹介します。
夏の甲子園伝説の試合1;<1996年決勝 松山商業×熊本工業(6-3)>
3-3の延長10回裏熊本工業の攻撃で1アウトランナー3塁という、松山商業にとっては絶体絶命の場面が訪れます。
松山工業の澤田監督はここで1年生矢野を投入しますが、投げた打球は熊本工業本田の痛烈なヒット。
ところが球は甲子園の浜風に流され、これを矢野が捕球し即ホームへ投げると、球は見事にキャッチャー石丸のミットへ。
誰もが負けを確信したピンチをしのぐと11回表で松山商業が3点を奪取し、そのまま勝ち抜けたのです。
夏の甲子園伝説の試合2;<2006年決勝・再試合 早稲田実業×駒大苫小牧(1-1・4-3)>
早実の「ハンカチ王子」斎藤佑樹と、「マー君」の愛称で親しまれる駒大苫小牧の田中将大の名を世に知らしめた試合といえるでしょう。
決勝は1-1のまま膠着状態が続き、延長15回でも決着がつかず再試合へ。
5時間半を超える激闘の再試合のラストを飾ったのは、斎藤と田中の一騎打ちという展開でした。
斎藤の球は最速147kmを記録し、早実がついに駒大苫小牧から勝利を奪うというドラマティックな幕切れとなりました。
夏の甲子園伝説の試合3;<2007年決勝 佐賀北×広陵(5-4)>
広島広陵が7回で4点を奪いリードして試合は8回裏へ。1死満塁から広陵の野村投手が投げた球はストライクに見えるもののボール判定。
この疑惑の判定が試合の流れをくつがえし、続く副島が満塁ホームランを打ち逆転を決めたのです。
試合後の広陵の選手の「先生、たまりません」というコメントが印象的だったという人も多いのではないでしょうか。
夏の甲子園伝説の試合4;<2009年決勝 中京大中京×日本文理(10-9)>
決勝戦は8回を終えた時点で10-4、中京大中京の勝利がほぼ確実と思われていました。
9回表の日本文理の攻撃で中京大中京は2アウトを奪いますが、ここから伝説の快進撃が始まります。
中京大中京のエラーやデッドボールなどで日本文理は点数をどんどん詰め、ついにエース伊藤に打順が回ると、見事なタイムリーヒット。
結局10-9でゲームセットとなりますが、選手たちの粘り強く諦めない姿は多くの人の心を打ちました。
数多くの試合が行われる甲子園では、さまざまなドラマが起こるもの。
土壇場で何が起こるか分からない夏の甲子園は、ときに「甲子園には魔物が棲む」とも表現されるほどです。
今年の高校球児たちはどんなドラマティックな試合を見せてくれるのか、とても楽しみですね。
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