取っ手のついたコップのことをマグカップと言いますが、その歴史は意外に深く、既に18世紀の頃には利用されていたと言われています。今では当たり前のように使っているこのマグカップですが、どのような経緯で普及したのでしょうか。今回はマグカップの発祥について説明していきながら、普及していった経緯について紹介していきます。
マグカップが始まったきっかけは?
歴史上最も古いカップは約1万2000年前の日本・中国などの新石器時代に見つけられた土器とされています。この頃はまだ「粘土を固めた器」のような形状で、現代のマグカップとは程遠い形状をしているものも少なくありません。
その後ギリシャでは熱い飲み物を飲むために取っ手をつけるようになり7000年前には取っ手付きのマグカップが生まれています。しかしカップの生地が厚手のものしか作る技術がなかったため、飲みやすさに欠ける問題がありました。
そこからマグカップの生地が薄手で熱にも強いマグカップが出来るようになったのは今から1400年ほど前になります。中国の地層で見つかったこの時代のマグカップによって、この頃には技術も発展し使いやすいものが完成したと考えられています。
マグカップが発展していった経緯
私たちがこれらのカップを「マグカップ」として知るようになったのは18世紀ごろで、ティーやコーヒーの輸入により浸透したという認識が一般的です。
最初は取っ手のないカップに「ソーサー」と呼ばれるカップの下に置く受け皿を使い、飲み物をソーサーに移して飲むことが礼儀とされていたため、取っ手が付いているカップは広まりませんでした。しかし18世紀になると円筒の形をしたカップが人気を集めるようになり、それを持ちやすくするために次第に取っ手のついているカップを使用するようになります。そこから19世紀にはほとんどのカップに取っ手がつくようになり、それに伴いソーサーから飲み物を飲む習慣も衰退するようになりました。
既にこの時期にはマグカップは私たちが知っている形状に近づいていましたし、認識もある程度浸透していましたが、まだまだマグカップは一般家庭には置かれるものではありませんでした。その状況を変えたのが1920年頃の大量生産時代です。この時期に当時のマグカップが一気に一般家庭に伝わるようになったのです。
今ではオリジナルのマグカップが作れる時代
以前はごく一部の家庭にしかないマグカップでしたが、現在は家庭に必ず1つはマグカップがある時代になっています。さらに今では自分の好きなデザイン、形状を作る「オリジナルマグカップ」をオーダーする方もいるため、お好きなマグカップを作ってみてはいかがでしょうか。
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