秋は新米がおいしい季節です。この時期に食べるお米を楽しみにしている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。この新米を更においしく食べるためには「米の研ぎ方」にも注目する必要があります。新米をよりおいしく食べるためにはどのような「研ぎ方」を心がけていけばいいのでしょうか。
そもそもなぜ洗うの? 「お米を研ぐ目的」とは
お米には表面にゴミやホコリ、それから「ぬか」が付着しています。これら不純物を綺麗に取り除くことでご飯が香り豊かにおいしく炊きあがるのです。
以前は汚れや不純物を取り除くために、力いっぱい米を洗ってゴシゴシと白米を研いでいたのですが、ここ最近は精米技術が向上して「ぬか」がつきにくくなっています。そのため新米を研ぐ目的は「ホコリやゴミを取り除くこと」だけ考えていれば良く、ぬかを取り除くことはあまり考えなくても良くなりました。
逆に必要以上に力を入れて米を研いでしまうと、米が割れて栄養分が溶け出してしまうことから、今では水で軽く洗う程度で済ませている家庭もあり、お米の研ぎ方は少しずつ手軽になったことが分かりますね。
新米を研ぐ際に気をつけること
●最初に注ぐ水の注意点
お米が水を吸うタイミングは「研いだ後に水を浸している時」だけかと思う方もいらっしゃるかと思いますが、意外にも米を研いでいる時も多くの量の水分を吸収しています。
中でも「研ぎ始め」は水分を特に吸収するため、おいしいご飯を食べたいのなら最初に加える水も綺麗な水を入れて研いでいくことがお勧めです。
●手の動かし方
米を研ぐ際は、水を切った状態で球を握ったような手つきのまま、20回前後同じ方向にかき混ぜるくらいでOK。前述の通りゴシゴシと力強くかき混ぜてしまったり、力を込めてぎゅっと押し出すように動かしてしまうと米が割れてしまう原因につながります。
またボールに水を入れたまま研いでしまうと米と米の間に摩擦がおきないため、しっかりと研ぐことができないことがあります。米を研ぐ時は水分は切った状態でかき混ぜるようにしましょう。
●水の取り替えるタイミング
ここまでの工程を済ませた後、もう一度水を入れ替えてから同じことを2回前後繰り返します。
合計3回水を入れ替えて水面を見たときに、お米がうっすらと見える程度の透明度になれば炊飯器で炊くようにしましょう。ポイントは水面の透明度が「はっきりとお米が見える程度まで研がない」ということです。あまり米を研ぎすぎると栄養分や旨味成分も溶け出してしまうため、せっかくの新米のおいしさを損ねてしまいます。
昔教わったやり方通り、「お米を研ぐ時に力を入れて研がなければならない」と考えている家庭もあるかもしれませんが、実は今ではそこまで力や時間をかけなくてもおいしくお米を炊くことができます。今回紹介した研ぎ方を取り入れ、秋の新米を楽しみに待ちましょう。
オリジナルウェア商品選びに
お困りの方へ
「何か作りたいけど、どの商品がいいかわからない…」
そんな方にはラブ・ラボの担当者がヒアリングをさせていただきます!
利用したいシーン、ご予算、製作枚数などお決まりのことやご不明なことは何でもご質問ください。
ラブ・ラボ担当者がお客様の要望に合わせておススメの商品をご提案いたします!