サラリーマンの悲哀やあるあるを詠んだサラリーマン川柳に代表されるように、五・七・五の十七音で表現する川柳はゴロのよさが特徴で、心の声を表すのにぴったり。自分の気持ちを川柳にして、オリジナルTシャツを作ってみるのも面白いのではないでしょうか。
今回はオリジナルTシャツに活用するための、上手な川柳の作り方についてご紹介しましょう。
川柳ってどんなもの?
川柳は江戸時代にユーモアを競う前句付を始めた柄井川柳の名前に由来しています。
川柳は俳句と同様五・七・五の十七音でできています。
俳句は季語が必要で基本的に話し言葉はNGですが、川柳は十七音であればそれなりにリズムよく聞こえるので五・七・五にこだわらなくてもいい、話し言葉でもOKです。
季語の有無で川柳と俳句がわけられているわけではなく、作者が川柳として作っていれば季語が入っても川柳になります。自由度の高さが俳句との違いといえるでしょう。
川柳を作る時のポイント
現代の川柳では必ずしも重視されるものではなくなっていますが、昔の川柳には「うがち」「おかしみ」「軽み」の3要素があります。
うがちは「穴をあける」という意味の言葉。表面だけではなく物事の本質・内面を見る「うがった見方」が川柳を作る上で必要です。
おかしみは読んだ後にじわじわくるおかしさのことで、軽みは言い回しが軽いことを言います。
「身近な題材をうがった見方で見て、軽い口調で仕上げて、あとからじわじわ笑えてくる」というのが川柳というわけです。
また川柳は俳句のように余韻を残す必要も、「かな」「けり」といった切れ字も必要ないので、ストレートな表現を心がけましょう。
共感してもらえる! クオリティの高い川柳にするには?
ユーモアがポイントになる川柳では、多くの人に共感してもらえる題材を見つけることが大切です。
誰でも知っているものや人を取り上げたり、テーマを指定されている場合でも、テーマから連想される要素や社会で起きている要素などを絡めましょう。
また誰でも気づくようなことではなく、テーマに対しうがった見方をすることも大切です。
たとえば「夏」というお題に対し、ホタルやセミ、入道雲、月など、目の前で実際に起きていることを説明するだけの川柳は人の印象に残りにくく、川柳のクオリティとしては今一歩。美しい風景を見て「どう思ったか」、心の動きを中心に作ることで説明系から離れることができます。
川柳は文字数が少ないので、「一句一訴」を基本とし、あれもこれもと欲張らずに焦点を絞りましょう。また、難しい言葉やネガティブな表現を避けると人に共感してもらいやすくなります。
川柳を作るには、普段から使えそうなネタやフレーズを集めておくことも大切です。メモを持ち歩き、川柳に使えそうなものはどんどんメモしていきましょう。
渾身の一作ができたらオリジナルTシャツにして、みんなに見てもらえば注目されること請け合いです。
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