Tシャツを作る前に知っておきたい知識としてTシャツの生地について解説します。オリジナルTシャツを作る際、デザインに目が行きがちですが、最適な生地を選ぶことは、オリジナルTシャツを長く使用してもらうポイントにもなります。今回は、Tシャツで使用される生地の素材や、厚み、糸についてポイントをまとめつつ、おすすめのTシャツもご紹介いたします!知っていると知っていないではTシャツ選びに大きな違いがでてきますのでぜひご一読ください!
目次
・Tシャツで使用される主な生地について
・Tシャツで使用される主な糸について
・Tシャツの厚み(オンス)について
・RUB-LABおすすめのTシャツ
・RUB-LABでもオリジナルTシャツは作れます!
Tシャツで使用される主な生地について
Tシャツは主に、綿・ポリエステル素材が生地としてよく使われます。一般的に使われるのは「綿」素材で、普段着ているTシャツも綿素材を使用していることが多いです。ポリエステルは比較的スポーツシーンで使用されるTシャツの素材と覚えているだけでも利用シーンに応じた生地選びが可能です。以下では生地ごとの特徴とオススメする利用シーンをご提案いたします!
1.綿(コットン)素材
一般的なTシャツによく使われている綿はワタという植物から取れる木綿となります。ワタの木の実を守るために周りについている白い雲のようなものを「種子毛」と呼び、それを加工することで綿になっていきます。
綿素材のメリットとしてては
・吸水性に優れている
・合繊繊維などの化学繊維と比べ、肌触りが良い
・染色がしやすいので、いろんな色のバリエーションや染め方ができる
・保湿性に優れているため、オールシーズン使いやすい
綿素材のデメリットととしては
・吸水性が高い反面、ベトついたり、乾きにくい
・シワになりやすい
・洗濯や乾燥機によって縮んでしまうことがある
普段使いとしてよく使用されている生地のため、あらゆるシーンで対応できる素材でもありますのでスタッフユニフォームや販売用などのシーンにもぴったりな素材です。スタッフユニフォームでは毎日使用したい!となると、乾きにくい特徴があるので、作成する際は週に何度利用するかも把握して作成する枚数を考慮していくのもいいですね。
2.ポリエステル(合繊繊維)素材
ポリエステルは石油から作られる素材です。他にもナイロンやアクリルなど聞き覚えがある合成繊維がありますが、ウェアでよく使用されているのはポリエステルです。
ポリエステル素材のメリットとしては
・軽くて耐久性がある
・速乾性が高い
・シワになりにくい
綿素材のデメリットととしては
・静電気が起きやすい
・汚れやゴミがつきやすい
・毛玉になりやすい
などが挙げられます。綿素材と比べて、速乾性が高い点でスポーツシーンの素材に用いられる事が多いです。汗をかく屋外シーンで使用する場合にもオススメです。秋冬になると静電気トラブルがございますので、季節に応じて素材を選んでみるものいいかもしれませんね。
3.混紡素材
混紡素材は、2種類以上の異なる繊維を混ぜている生地です。Tシャツでは綿+ポリエステルが一般的ですが、ポリエステル+レーヨンなど化学繊維混ぜ合わせた生地もあります。Tシャツのタグなどに、綿90%、ポリエステル10%など記載されている場合は混紡繊維となりますので、ご自身のTシャツのタグをチェックしてみてください!混紡させることで、綿素材の良さと合繊繊維の良さを併せ持つ反面、プリント方法が一部制限される可能性があるため、混紡素材でオリジナルプリントをする場合は事前に担当者に相談してみましょう。また綿100%を使用しているTシャツでもカラーによって合繊繊維になるケースもあります(白は綿100%だが、違うカラーだと合繊繊維になるなど)ので、購入前に素材の確認はしておいたほうがオススメです。
4.リサイクル素材
綿や合繊繊維を再利用したリサイクル素材もTシャツに選ばれる事が増えていきました。基本的には綿素材を再利用したり、ペットボトルを生地として再利用するなど、素材自体の特徴は前述に記載した通りですが、オリジナルウェア作成もエコを意識して作成したい!というニーズにぴったりな素材です。社内のSDGsの取り組みとしてユニフォームをエコ素材に選ぶなど活用シーンも広がりつつある素材です。
Tシャツで使用される主な糸について
素材以外にもTシャツの着心地を左右するポイントとして「糸」も挙げられます。今回は綿素材で3種類のグレードの糸をご紹介いたします!これを知っているだけでTシャツ選びの上級者になること間違いなしです!(ポリエステルをご希望の方はこちらの内容を飛ばしても問題ございません)
1.カード糸
一般的に使用される基本的な糸で、カーディングという余分な繊維を取り除く作業から、カード糸と呼ばれています。カーディングで取り除かれる余分な繊維は5%で、表面の繊維をあまり取り除かないのであまり光沢がなく毛羽が多めの糸に仕上がります。生地も硬めに仕上がるので、カジュアルシーンで使用されるTシャツでは選ばれやすい糸になっています。普段着ているTシャツの大半はカード糸のため、普段使いで問題ないのであればカード糸のほうがコスト的にも安くなりますので、こだわりがなければカード糸を選びましょう。
2.コーマ糸
コーマ糸は、カード糸で行った「カーディング」の後に「コーミング」という工程を行って作る糸です。コーミングはカード糸の表面に残っている不要な繊維を15~20%ほどそぎ落とします。毛羽立ちが少なく、ツヤがでてきますので柔らさと高級感を出すことができます。また、洗濯をしても生地表面に毛羽が出にくいため、生地表面の美しさも長持ちします。コーミングの工程を行っているため、カード糸と比べてコストが上がってしまうのですが、質感やツヤ感をこだわりたい方にはおすすめの糸になります。
3.セミコーマ糸
セミコーマ糸は、コーマ糸とカード糸の中間の特性を持った糸です。コーミングにより約10%の不要な繊維を取り除いた糸で、コーマ糸よりもラフな味わいがありつつ、カード糸より柔らかなTシャツになります。ちなみにセミコーマ糸は日本と中国だけの独自規格なんですって。
Tシャツの厚み(オンス)について
素材や糸以外にも、Tシャツを選ぶ基準として重要なのが「厚み(オンス)」です。oz(オンス)とは、アメリカなどで使われるヤード・ポンド法の重さの単位で、1ozは28.35g。1平方ヤードあたりの重さで、何ozかが決まります。オンスが大きければ生地は厚くなり、小さければ薄くなります。ここではオンスについて一般的な厚みと厚手生地と薄手生地のメリット・デメリットからシーンに合った適正なオンスをご紹介します。
薄手と感じるのは4.9オンス以下
4.9オンス以下のTシャツは薄手に分類されることが多く、生地が薄いためさらっとした着心地が特徴です。インナーとして重ね着でも厚ぼったくなりにくいです。その反面生地が透けやすく、体のラインが強調される特徴もありますので、Tシャツのカラーによってはかなり透けてしまうので注意が必要です。ポリエステル素材を使用したTシャツなどは薄手になる場合が多いので、スポーツシーンや暑い時期に使用するシーンなどに選んでみるものおすすめです。
厚手と感じるのは6.0オンス以上
6.0オンス以上は厚みもしっかりあり、耐久性も高いのが特徴です。厚みがあるため型崩れも少なく長期間使用できます。透け感も少なく、体のラインも広いにくいのも特徴です。スタッフユニフォームとしても活用できますし、物販向けにもおすすめです。厚みがある反面、乾くまでに時間がかかる事や、厚みがある分価格が高くなる傾向にあります。Tシャツ名に「ヘビーウェイト」と記載されるのは大体5.6オンス以上のTシャツです。
5.0~5.6オンスが一般的な厚さ
一般的に使用されるのが5.0~5.6オンスのTシャツです。厚みもしっかりと感じられますので、耐久性や価格もバランス良く選びたい方はこの厚さから選ぶと失敗が少ないです。一般的に使用される厚みのTシャツなので、Tシャツの種類やカラー・サイズバリエーションが豊富にあるのも特徴です。カラーにこだわりたい、サイズラインナップを幅広く注文したい方にはおすすめの厚みになります。
RUB-LABおすすめのTシャツ
素材・糸・厚さについて簡単ながら解説しましたが、結局どのTシャツがいいの?と思われる方にラブ・ラボがオススメする素材別のTシャツを2点ご紹介いたします。オリジナルTシャツ作成の参考になれば幸いです。
オススメTシャツ(綿)ヘビーウェイトTシャツ
綿生地でオススメのTシャツは「 Printstar(プリントスター)」のヘビーウェイトTシャツです。程よい厚さとカラーバリエーションが60色以上、サイズもキッズサイズからXXXLまであり、レディース向けのサイズもございます。クラスTシャツやスタッフユニフォームとしても幅広いシーンに対応できるのでTシャツ選びに迷ったらこちらの商品を選んでみてはいかがでしょうか?ヘビーウェイトTシャツを基準にもう少し薄い・厚いなどの基準にするものオススメです。
ヘビーウェイトTシャツの商品詳細はこちらから
オススメTシャツ(合繊繊維)4.4オンス ドライTシャツ
合繊繊維でオススメのTシャツは「 glimmer(グリマー)」の4.4オンス ドライTシャツです。ポリエステル素材のため吸汗速乾性が高く、スポーツシーンで活躍できるTシャツです。サイズ展開も100~7Lまで対応、カラーバリエーションも40色以上あるのも魅力です。洗濯での型崩れや色落ちにも強いので、使用頻度高い練習着や作業着にもオススメです。
4.4オンス ドライTシャツの商品詳細はこちらから
RUB-LABでもオリジナルTシャツは作れます!
普段何気なく着ているTシャツに色んなこだわりがあるのは面白いですよね。Tシャツを選ぶのってちょっと大変…と思った方はぜひラブ・ラボにご相談ください!幅広い商品知識から最適な商品をご提案いたします。オリジナルTシャツを作るうえで、不安になるTシャツや選びやデザインなどのサポートも充実しておりますので、安心してオリジナルTシャツ作成を始められます。ラブ・ラボのオススメするサービスを一部ご紹介いたします。
1.サンプル無料レンタルサービス
ネット上でTシャツを選ぶと実際どんなTシャツなのか完成するまで分からないのは不安ですよね。実際に商品を手に取って、素材、品質、サイズなどを確認いただける大変便利なサービスとなっております。用途に合わせたサンプルセットからレンタルできるタイプと、会員様限定の商品を選んでレンタルできる指定サービスもございますので、ご用途に合わせてレンタルできます。返送にかかる費用もかかりません。
サンプル無料レンタルサービスはこちらから
2.カタログ請求無料サービス
Tシャツの種類が多くて迷ってしまう。もっと商品を見たい!などのご要望に対応したカタログ請求サービスです。ラブ・ラボ独自のカタログも作成しており、厳選したオススメTシャツが掲載されているので、まずはそこから選んでみてはいかがでしょうか?その他にもTシャツメーカーのカタログも請求できますのでサイトに掲載されていない商品を選びたい時にはメーカーのカタログを取り寄せてみてはいかがでしょうか?ラブ・ラボではデジタルカタログもございますので、ネット上でカタログを確認することもできます。
カタログ請求サービスはこちらから
3.デザイン見本が5,000種類以上
Tシャツ以外にも、オリジナルTシャツを作成するにあたって重要なのが「デザイン」です。ラブ・ラボではクラT向けや、職業などのシーン合わせたデザインや、かっこいやかわいいなどの連想した見本が5,000種類以上あり、イメージに合ったデザインがきっと見つかると思います!デザイン見本(テンプレート)を活用してご注文すると、合計金額から1,000円引きのテンプレート割というお得なクーポンもございます。
デザインテンプレートはこちらから
4.完成イメージがわかるデザインシミュレーター
ラブ・ラボでは作成前に完成イメージをサイト上で確認できるデザインシミュレーターがございます(一部商品のみ対応可能)。前述で記載したデザインテンプレートも一部使用でき、ご自身のデザインや、シミュレーターに付属している文字やマークを加えて、枠内に配置するだけで簡単にデザインを作成できます。時間が無いときも、マイページ会員になっておけば途中のデザインを保存可能です。
デザインシミュレーターはこちらから
オリジナルウェア商品選びに
お困りの方へ
「何か作りたいけど、どの商品がいいかわからない…」
そんな方にはラブ・ラボの担当者がヒアリングをさせていただきます!
利用したいシーン、ご予算、製作枚数などお決まりのことやご不明なことは何でもご質問ください。
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