100均で売られているアイテムを使ってオリジナルTシャツを作ってみよう!
オリジナルTシャツを作る際、業者に頼んでしまうと思っていた以上にお金がかかってしまいます。
今回はプリント業者が使用する道具・機材を使用せずに100均で売られているアイテムでオリジナルTシャツを作成する方法を解説いたします!
目次
・100均アイテムでできるオリジナルTシャツのプリント方法
・プリント以外にもある100均アイテムの使い方
・無地Tシャツの購入先は?
・100均アイテムで作るメリット・デメリット
・実は業者に注文しても安く作れます!
<100均アイテムでできるオリジナルTシャツのプリント方法>
1:布用のペンやクレヨンなどで手描き
2:アイロンプリントシート
3:布用インクでステンシルプリント
4:アクリル絵の具でシルクスクリーン
5:プラスチッククレヨン
1つずつポイントをみていきましょう!
布用のペンやクレヨンなどで手描き
意外と知られていない?100均には布に直接字や絵を描けるペン、クレヨン、絵の具などが売られており、それら布用と書かれているものを使いデザインを描くことで、洗濯しても色落ちしにくいプリントが可能でございます。
▼「ポイント・注意点」
・通常の筆記具でも布に字や絵を描くことはできますが、”布用”を使うことがポイントです!
・布用の筆記具が対象としているのは綿の場合が多いため、Tシャツの生地が綿以外の場合は、対応している物を選んで使う必要があります。
・直接手描きするためデザインの自由度がなかり高く、二度と同じものが作れないのでオリジナル感は抜群です。
・チャコペンなどで下書きすると失敗が少ないため、一発勝負が怖い方は下書きがオススメ!
アイロンプリントシート
家庭用アイロンでも転写プリントが可能? 可能なんです!
▼工程は以下の3段階
1.プリントシートにインクジェットプリンターでデザインを印刷
2.印刷した部分だけを残して、プリントシートの白い部分を切り取る
3.Tシャツのうえに切り抜いたプリントシートを裏返しに置き、あて布を当てて中温のアイロンを押し当てる
▼「ポイント・注意点」
・綿100%の素材のTシャツを選ぶ。
※アイロンプリントシートには「白・淡色布用」と「濃色・カラー布用」があるのですが、印刷した色が乗るのは綿100%のものだけですので、ご注意下さい。
・スチームは使用しない。
※スチーム穴の部分は熱や力が伝わりにくくムラになりやすいため、綺麗に圧着できない、剥がれのリスクにつながるため要注意です。
布用インクでステンシルプリント
ステンシルでオリジナルプリントが可能? 可能なんです!
▼工程は以下の2段階
1.100均のステンシルシートと布用インク、スポンジを購入する。
2.軽くポンポンと何度もたたくように付けていく
▼「ポイント・注意点」
・スポンジは大小2種類を用意し、穴の開いた部分の大きさに応じて使い分けると便利です。
・独自のデザインで型を作りたい場合は、クリアファイルを買ってカッターでくりぬいて使用するのもGOOD
※クリアファイルは下が透けて見えるので、厚紙などを使うよりも型を作りやすい
・ステンシルでインクを乗せていくときは、Tシャツの中に重ねた新聞紙を入れて反対側にインクが付くのを防ぐ
アクリル絵の具でシルクスクリーン
アクリル絵の具でシルクスクリーンのプリントが可能? 可能なんです!
▼工程は以下の6段階
1.コルクボードなどの枠だけを用意する
2.木枠にメッシュ生地をタッカーで貼りつける
3.ステンシル用のカッティングシートを木枠と同サイズに切り、裏にデザインを描く
4.カッティングマットの上に置き、デザインの部分を切り抜く
5.Tシャツのプリントしたい部分に木枠を置き、アクリル絵の具を乗せてスクイージーで伸ばす
6.木枠を外してインクを乾かす。
▼「ポイント・注意点」
・細かいデザインはインクの潰れや掠れで再現が厳しいため、細かいデザインは避けましょう!
・スクイージーはヘラで代用することが出来ます。
・爪楊枝・綿棒があれば便利です。
プラスチッククレヨン
プラスチッククレヨンでオリジナルプリントが可能? 可能なんです!
▼工程は以下の3段階
1.プラスチッククレヨンを用意する
2.カッティングシートにデザインを写して作った型を用意する。
3.直接手描きするのではなく、削りカスをちぎり絵のように並べ、アイロンで圧着させる
▼「ポイント・注意点」
・中温でスチームは使用しない。
・熱を加えるため、クリアファイルで作った型は使えません。
・直接クレヨンを置いた部分にアイロンで熱を加えると。溶けたクレヨンがアイロンに付いてしまうため、要注意
・クッキングシートをあて布代わりにすると作業しやすい
・どのように色がのるか、完成してみないとわからない。
<上記プリント以外にも100均アイテムの使い方があります>
1:漂白剤で色抜き
2:刺繍
3:ワッペン
1つずつポイントをみていきましょう!
1:漂白剤で色抜き
漂白剤での色抜きでによってオリジナルプリントが可能? 可能なんです!
▼「ポイント・注意点」
・濃い色のTシャツを用意する
※無地で綿100%のものとしする。黒や紺などは色が抜けたときの色合いが良い。
・色を抜くため、酸素系ではなく塩素系の漂白剤を使する
・色の抜き方によって仕上がりが異なります。
▼「その他、類似」
(タイダイ染め)
輪ゴムや糸でTシャツをランダムに括って、色むらを作る方法です。
※括り方や括る数を工夫すると、きれいな模様に仕上がります。
(スプレー)
スプレーボトルに薄めた漂白剤を入れて、型を置いたところにスプレーする方法もございます。
※スプレーの回数を変えたり時間差を付けたりすることで濃淡をつけられます。
2:刺繍
100均アイテムで刺繍のプリントって可能? 可能なんです!
100均で刺繍に必要なアイテムはすべて揃えられます(※貼、刺繍糸、刺繍枠など)
▼「ポイント・注意点」
・水で溶けてなくなる刺繍用下地シートを使えば、チャコペンでデザインを布に移さなくてもデザイン通りに刺繍が可能です。
※デザインを写した下地シートをTシャツの上に置き、下地シートごと縫い付ける。
・部分的に刺繍を取り入れてもおしゃれです。
※全体を刺繍にすると手間と時間がかかるので、プリントの部分とコラボさせるなどの工夫をしてもGOOD
3:ワッペン
100均でもワッペンって揃うの? 揃うんです!
100均はワッペンの種類が豊富で、サイズの小さいものから大きいものまでございます。
▼「ポイント・注意点」
・大きいものを無地Tシャツのワンポイントに使う方法と、小さいものを複数組み合わせて配置する方法があります。
・プリントを施した後、部分的にワッペンを使って立体感を出すことも可能です。
・アイロンで圧着させるタイプと、布用接着剤のついたシールタイプのものがあります。
・気に入ったデザインのワッペンが見つからない場合は、100均で売られている刺繍糸とフェルトを組み合わせてオリジナルのワッペンを作る方法もございます。
<無地Tシャツはどこで手に入れたらいいのでしょうか?>
1:100均ショップ
2:ディスカウントショップ
3:ファストファッションブランド
4:オリジナルTシャツプリント業者
1つずつポイントをみていきましょう!
① 100均ショップ
▼「特徴」
・無地Tシャツの種類やカラーバリエーションが豊富
・価格が安価で、税抜き300円程度
・サイズ展開が限られている(あまり小さいサイズ・大きいサイズは展開無し)
・インナー向きの薄手タイプが主流
※透け感が気になる方には不向きです。
・1日だけ着用する場合や、汚れる作業で着る場合には適している。
※耐久性の部分ではあまり高くないため、長期間の着用には不向きです。
・色抜きやプリントの練習用には向いている。
② ディスカウントショップ
▼「特徴」
・大量発注で価格が比較的安価に抑えられています
※100均と同じくらいの値段で手に入るものもございます。
・柄物やキャラクターのプリント付Tシャツが目立つため、無地Tシャツの展開の幅はやや少なめ
・カラー展開は定番の白、黒、グレーなどが中心で、サイズ展開も一部に限られている。
・品質はピンからキリまでございます。
→入荷のタイミングによっては掘り出し物が見つかる場合もございます。
・Tシャツの素材としては、綿よりはポリエステル100%のドライ生地の方が多めです。
③ ファストファッションブランド
▼「特徴」
・1000円前後から購入可能です。
※1000円を切る無地Tシャツを扱っているブランドもございます。
・色の展開が豊富でトレンドカラーを押さえている。
・インナー向きのものから、アウター向きのものまで幅広く展開ございます。
※透けない厚手のTシャツの取り扱いもあります。
・ブランドによってフィット感やサイズ感に違いがございます。
④ オリジナルTシャツプリント業者
▼「特徴」
・オリジナルのプリントをTシャツに施す専門の業者から、無地のTシャツのみを購入することも可能です。
※プリント等を施すことを前提に作られている無地Tシャツが手に入る。
・いろんなメーカーのTシャツの取り扱いがあるため、Tシャツの種類が豊富にございます。
※素材/生地の厚み/カラー展開/サイズ展開/シルエット/ 等、バリエーションが豊富です。
・価格は500円程度から1000円前後
※プリントの方法やデザインに見合ったTシャツを見つけやすくなっています。
<100均アイテムで作るメリット・デメリットについて>
▼100均アイテムで作るメリット
▼100均アイテムで作るデメリット
順番にポイントをみていきましょう!
▼100均アイテムで作るメリット
・デザインの自由度が高い。
※プリント範囲などの規制がなく、自分の手で全ての工程を行うことができます。
・コストパフォーマンスがいい。
※自分でデザインから製作まで一貫して行うため、デザイン料や送料等の費用がかからないです。
・すぐに作成することができる。
※プリントの方法にもよるが、完成すればすぐに着られるため、業者に依頼する場合に比べて、納期を気にする必要がございません。
・自作の楽しさを味わえる
※手作りやDIYが好きな人にとっては作る時間が楽しく、子どもと一緒に楽しんで作成することもでき、自分の手で作成したものを着ることができる満足感もございます。
・安価に作成することができる。
▼100均アイテムで作るデメリット
・1回では成功しない可能性がある。
※失敗して想定以上に費用や時間がかかる場合もございます。
・作り手の器用さによって出来栄えが左右される。
※不器用な方が作業をすると、にじんだり、かすれたりしてしまい思ったような仕上がりにならないこともございます。
・著作権や肖像権、商標権などを侵害するリスクがある。
※既存のキャラクターやマークをそのままの型で作ってプリントした場合、家庭内で私的利用するなら著作権侵害にならないが、着用して外出したりSNSに写真を上げたりすると著作権の侵害にあたってしまいます。
※元デザインからアレンジを加えたパロディーやオマージュでも許可なく行えば著作権の侵害にあたる可能性があります。
実は業者に注文しても安く作れる?
オリジナルTシャツは業者に注文しても安く作ることが出来るんです!
・100均のアイテムを利用すればオリジナルTシャツを安く作れる一方で、必要な資材やアイテムが複数必要となってくるため、実際に100円で作成することは出来ず、一定の費用が必要となってきます。
・枚数など作成する条件によっても変わってくるが、ある程度の枚数での作成となると、オリジナルTシャツプリント業者に依頼する場合でも1000円、ないしは1000円を切る金額で作成することも可能でございます。
・デザインやプリントなどの工程を一貫して専門業者が行ってくれることで高いクオリティーの仕上がりが期待できるため、結果的にコストパフォーマンスがよいことも。
以上のように、場合によっては、100均アイテムで自作するよりも、業者に注文した方がイメージに近いオリジナルTシャツを安く・高品質のTシャツを作成することも可能です。
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